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2007.4.27
百年恋歌
監督:ホウ・シャオシェン 出演:スー・チー、チャン・チェン
3つの時代の物語を描いた台湾のホウ・シャオシェン監督作品。
3つの物語は特に関連性はなく、どの物語も主演はスー・チーとチャン・チェンなのだが、このふたりの役者がとても良かった。
1966年の「恋愛の夢」はビリヤード場で出会った男女の淡い恋愛映画。手紙を読んでるところとか、二人が再会して、目を合わせてふっと笑うところとか、いいシーンがいっぱいあった。
1911年の「自由の夢」はサイレント映画の形式で、日本に統治されている時代の革命家と遊郭の芸妓の物語。美しい映像と音楽と切ないストーリー。静かに流れていく感じの映画。
打って変わって、2005年の「青春の夢」は現代の男女の物語。てんかんの病気を持つ歌手の女とカメラマンの男。それぞれに恋人がいて、それぞれがなんだか痛々しい。
全く違った時代と設定と、またく違ったテイストの映画。どれも楽しめたし、後々思い返すと、なんか凄い作品だったかも、とか思うなあ。ガツーンと来るというより、後からじわじわ来るかんじとでもいいましょうか。
2007.4.25
ラテンアメリカ 光と影の詩
監督:フェルナンド・E・ソラナス 出演:ウォルター・キロス、ドミニク・サンダ
1992年のアルゼンチン映画、ビデオで観る。
アルゼンチン最南端の街に住む高校生のマルティンが、実父を探して南米横断の旅をする話。
様々な問題を抱えた南米大陸を、虚構と現実が入り混じった不思議な世界で描きながら、辛辣な政治風刺も。
南米の美しい風景とピアソラの音楽。それをみてるだけでも充分楽しめるロードムービー。
旅をしていく中で成長してく少年の話で、若き日のゲバラを描いた「モーターサイクルダイアリーズ」を思い出した。
ああ、南米行きたいなあ。行けるかなあ。
2007.4.23
ジンジャーとフレッド
監督:フェデリコ・フェリーニ 出演:ジュリエッタ・マシーナ、マルチェロ・マストロヤンニ
1985年のフェリーニ作品、ビデオで観る。
やっぱりフェリーニ好きだなあ。そして、ジュリエッタ・マシーナとマルチェロ・マストロヤンニがとっても良かった。
かつてジンジャーとフレッドという名で人気を博した芸人コンビが30年ぶりにテレビに出ることになり再会するクリスマスの1日を描いたもの。
観終えた後に、暖かいような少し寂しいような、でもいい気分になる映画。
2007.4.22
ガラスの墓標
監督:エール・コラルニック 出演:セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン
1969年のセルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの映画、ビデオで観る。
中学生の頃、シャルロット・ゲンズブールの両親ってことで知ったんだけど、その時見たセルジュは中年太りのおっさんで、なんでこの人がそんなにモテるのか?と謎だった。
この映画のセルジュは、気だるいという言葉がぴったりでハンサムではないけど色気が出まくり、フェロモンの固まりのような男だ。
そしてジェーン・バーキンもとってもかわいい。
音楽もゲンズブールが担当。60年代のファッションもいい。
ストーリーうんぬんより、この二人の鑑賞ということで楽しめた映画。
2007.4.19
パトリス・ルコントのドゴラ
監督:パトリス・ルコント
「仕立て屋の恋」や「髪結いの亭主」などのフランス人監督パトリス・ルコントの作品、DVDで観る。
この映画、すっごく良かった。
パトリス・ルコント作品はほとんど観てるけど、これは全く違う映画。
セリフは一切ない。
フランスの音楽家、エティエンヌ・ペルションの曲“DOGORA”にのせて、カンボジアの日常の風景が映し出されていく。音楽映画というのかドキュメンタリー映画というのか。
ジャンルなんてまあいいや。
とにかく、なんか、凄い感動した。
音楽の持つパワーと人間の生命のパワーっつうの?もう見事に一緒になって迫って来る。
難しいこと一切なしで、ダイレクトに感情に響いて来る映画だった。ブラボー。
2007.4.18
さくらん
監督:蜷川実花 出演:土屋アンナ
安野モヨコ原作の漫画を映画化した作品。
好きな漫画家の原作モノと好きな写真家の監督作ってことで、かなり前から公開を楽しみにしてた。
蜷川実花の写真さながらの極彩色の世界。着物も遊郭のセットも超美しい。土屋アンナも生意気な主人公の役がぴったり。
でも。なんだろうか。何か物足りなさを感じてしまった。うーん、特に不満もないんだけど。
管野美穂と木村佳乃が予想外の大胆演技で、これは良かった。
2007.4.17
ロリータ
監督:スタンリー・キューブリック 出演:ジェームズ・メイスン、スー・リオン
1962年の作品、DVDで観る。
ロリータ役のスー・リオンの小悪魔っぷり。ロリータにメロメロで病的なまでの執着心を抱く中年男役のジェームズ・メイスンの情けなさっぷり。
90年代にも映画化されて、そっちは観てないけど、きっとキューブリック作品の方が面白いだろう。
2007.4.16
リバティーン
監督:ローレンス・ダンモア 出演:ジョニー・デップ
17世紀に実在した破天荒な放蕩詩人ジョン・ウィルモットことロチェスター伯爵を描いた映画、DVDにて鑑賞。
ジョニー・デップが凄い。
前半の美しく妖艶で狂気じみた男が、後半は病気のために顔は腐ったようになり乞食のような生活にまで落ちぶれていく様を、ほんとにすっごーく見事に演じてる。
この映画を観て、ああ、ジョニー・デップってすごい美形なんだなあと思った。
2007.4.14
アンジェラ
監督:リュック・ベッソン 出演:リー・ラスムッセン、ジャメル・ドゥブーズ
久しぶりのリュック・ベッソン監督作をDVDで観る。
公開までいろんなことを謎にして話題作りをしてたみたいだけど、ストーリー自体はいたって単純なものだった。まあ、リュック・ベッソンの作品てどれも単純なストーリーだからなあ。
前作の「ジャンヌ・ダルク」は英語を話すジャンヌにがっくりという友人の言葉に観る気がしなくて観てないんだけど、もうすっかりハリウッドの人になったのかと思ってたら、パリが舞台の本作。
モノクロの世界はとても美しくて、画面ひとつひとつが写真みたいだった。
アンジェラ役のリー・ラスムッセンもとても美しかった。
2007.4.11
西瓜
監督:ツァイ・ミンリャン 出演:リー・カーション、チェン・シャンチー
台湾の監督、ツァイ・ミンリャンのかなりキョーレツな作品。
愛に渇いた女とAV男優の男。かつて知り合いか恋人だったらしい二人が再会して、そこから二人の奇妙な純愛が始まるんだけど、この二人の間でかわされたセリフが「まだ腕時計を売ってるの?」という一言だけだったと思う。
主人公のこの二人を始め出演者はほとんどセリフがない。
そんな彼らの心情を現すのが突然現れるミュージカル場面。でも、ミュージカル映画というほどこのシーンが出る訳ではないので、ミュージカルが苦手な私でも許容範囲だった。
AV撮影風景の激しい性描写と男と女のプラトニックな関係。ほとんど言葉を発しない主人公たちと超ド派手なミュージカルシーン。それぞれの対比と、衝撃的なラストシーン。
いろんな意味でキョーレツな映画だった。
2007.4.4
蟲師
監督:大友克洋 出演:オダギリジョー、大森南朋、蒼井優
大友克洋の実写映画ということで、だいぶ前から公開を楽しみにしてた映画。
漫画が原作で、100年前の日本を舞台にしたファンタジー。
蟲というのは、精霊でも妖怪でも物の怪でもない妖しき生き物ってことらしいんだけど、なんとなく「風の谷のナウシカ」に出て来る蟲たちを思い出した。
蟲師というのはこの蟲を退治するとかいうのではなく、蟲が引き起こす不可解な現象を鎮めて、人間を癒し救う役目らしい。
そんな訳で、予告編だとなんとなくおどろどろしいものを連想されがちだが、そういう類いの映画ではなかった。
舞台となるロケ地の自然が素晴らしく、その風景を観ているだけでも気持ちよくなり、音楽も良い感じで、意外にも癒し系映画?ってかんじだった。
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