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2006.12.27
鉄コン筋クリート
原作:松本大洋 監督:マイケル・アリアス 声:二宮和也、蒼井優
自分の大好きな漫画だとか小説だとかが映画化されるってのは、それがすごく好きなら好きなほど、嫌なものだ。
だって、自分の大好きな世界が壊されてしまう可能性もあるんだから。
だから、自分の大好きな原作ものが映画化されたりすると、やめてくれよ、そっとしといてくれよって気分になる。
この「鉄コン筋クリート」がまさにそんなかんじ。
原作は松本大洋のまんが。もう何十回となく読んでて台詞も覚えてるくらい。
まんがの中で一番好きかもしれない。うん。きっと一番好きだ。
だから、映画化の話を聞いたときは不安になった。
同じように松本大洋原作の「ピンポン」が映画化されたときは、実写版ってことで、ペコが窪塚洋介でスマイルがARATAってきいて、なんじゃそりゃあ!って思ったんだけど、観てみたら、意外に違和感なくて、原作に忠実で、ほっとした。
しかし、「鉄コン」はアニメでの映画化。どーなんだろー・・・
「AKIRA」での大友克洋、「風の谷のナウシカ」での宮崎駿のように原作者がアニメにするなら問題ないけど、「鉄コン」の監督は大洋ではなくてマイケル・アリアスってゆう外国人。
外国人?またしても不安が・・・
でも、彼はものすごい「鉄コン」ファンで、クロの声を演じる二宮和也もものすごい「鉄コン」ファンだというので、それなら大丈夫かな?・・・と。
多少の不安を感じつつも映画館に行ったのだ。
すっごい、前置きが長くなったけど、そんなわけで、期待と不安につつまれて観にいったこの映画。
感想は・・・
疲れた。
いや、映画自体は良かった。
さすがに大の「鉄コン」ファンという監督が作っただけに、原作に忠実な内容で、ほとんど原作通り。そして、クロの二宮和也もシロの蒼井優も特に問題なしで、すんなり入れて良かった。
それに、宝町の描写がとても美しくて、これはとっても良かった。
問題は、私がこのマンガを好きすぎて、もう何度となく読んでるので、自分の中での台詞回しができちゃってるのだ。
それで、いちいち、「うん、この台詞はこんなかんじでいいね」「あ〜、ここはもっと力強く!」「え〜、そんな言い方じゃなくて〜」なんて。
はい。監督になってました。ってか、私を監督にしろ!ってくらいの勢いで。
もう映画を楽しむってゆうよりも、声優たちに、いちいちダメだししたりOKだしたりで。
ほんと、疲れた・・・
あと3回くらい観たら、楽しめるようになるんじゃないかな。
そんなかんじで、ぐったりして映画館を出たのであった。
2006.12.14
ゆれる
監督:西川美和 出演:オダギリジョー、香川照之
ゆれたなあ。確かにゆれた。
香川照之、さすがだ。この人の演技、すごい。オダギリジョーも良かったけど、なんといっても香川照之だなあ。
そして、この監督。私と同世代の女性なんだけど、脚本も彼女が書いてて、この脚本が凄い。
観終えた後にも、ずっと、なんかつきまとう感じ。
友人と一緒に観に行ったんだけど、観終えてから二人で、う〜んとかふ〜んとかいいながら映画について語った。こうゆうのも最近なかったなあなんて思って。
そういえば、うちのおかんもこの映画観て、おかんともあーだこーだと話した。
それも珍しいことだよ。
う〜ん。ゆれたよ。この監督、今後がまた楽しみ。
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